インプラント治療

インプラント治療について

当院では、自分の歯を残せれば残すのが一番良いと考えてます。無理にインプラントを勧めることはありません。ご自身の歯が保存不可能あるいは、歯を保存することにより生ずるデメリッが、歯を残すメリットを上回ったと判断した場合にのみ、インプラント治療をお勧めしています。
私自身、インプラントを勉強し、インプラント治療すればするほど、インプラントをする前にご自身の歯を残せなかったのかと思うようになったからです。

当院で使用しているインプラントメーカー

プラトンジャパン(日本製)

ストローマン(スイス製)

インプラントとは

失った歯を補うための治療

インプラント治療とは、歯が抜けた部分に「インプラント」と呼ばれる人工歯根を埋め込みその上から人工歯を装着することで歯の機能を回復させる歯科治療です。

「インプラント(implant)」とは、「埋める、植立する」ことを意味する言葉です。医療の世界では整形外科の人工関節などのことを、歯科の世界では歯を失ったところに人工歯根を骨に埋め込む治療のことをいいます。

天然歯(ご自身の歯)と
インプラントとの違い

天然歯

天然歯の表面は、中の象牙質を保護するために、硬いエナメル質で覆われています。個人によって歯の色と形は異なります。
天然歯の歯根膜は、あごの骨に歯根をしっかり固定する役割があります。

インプラント

セラミック人工歯は、天然歯の色と形に合わせることが可能です。アバットメント(支台)は、人工歯とインプラント体(人工歯根)を固定します。
インプラント体は、強固な土台としての役割があります。表面は骨と結合するようにデザインさせています。

インプラントの構造について

上部構造(人工歯)

冠・ブリッジなど様々な方法があります。 素材は、ハイブリッドセラミックスが一般的ですが、ポーセレンや金属で覆うことも 可能です。
上部構造の種類は、周囲の歯の状況や噛み合わせなどを診査のうえ、患者さまと相談して決定致します。

連結部分(アバットメント)

設計により上部構造をスクリュー(ネジ)で固定するものとセメントで固定するものがあります。
基本的にはスクリュー固定で行いますが、それぞれに利点・欠点があります。状態に応じて最適な方法をアドバイスしております。

インプラント体(フィクスチャー)

骨のサイズや形態に合わせて様々な形や長さのインプラント体が準備されています。当院ではGC社のインプラント体を使用しております。

インプラント治療のメリットと
デメリットについて

インプラント治療のメリット

  1. 天然歯と同じように噛めるようになること。
  2. 定期的なメンテナンスを行うことで、20〜30年程保つ。

インプラント治療のデメリット

  1. 全身状態がある程度健康である方に適応される。
  2. ベースの骨がしっかりしていないと、トラブルが起きやすい。
  3. 埋入後、一定期間ごとのメンテナンスが必要。

当院のインプラント治療に
対する考え方

当院での治療に対する考え方

インプラント治療は骨にただインプラントを埋めれば良いというものではありません。歯が抜けると、一般的に歯を支えていた周囲の顎骨が痩せます。一般的には抜歯した部位の骨が治ってから、インプラントを行いますが、骨が痩せるため、元々の天然の歯が生えていた位置にインプラントを埋入することが難しくなります。

抜歯と同時にインプラントを行う方法もありますが、感染等のリスクもあるため当院では行いません。

骨が痩せた状態のまま、歯科医師が強引にインプラントをすると、元々生えていた位置とは全く異なる部位にインプラントが埋入され、噛み合わせの異常、またインプラントへの負担が増大しインプラント周囲炎が起きやすくなるなどのトラブルとなります。

インプラントが長持ちする条件

近年のインプラントは材料もよくなり、きちんと埋入されれば10年の生存率は95%を超えます。

インプラントが長持ちする条件として、メンテナンス以上に、きちんとした顎の骨に、歯科医師がきちんとインプラントを埋入するというのが第一条件であると私は考えます。

その為当院では、顎の骨が痩せているケースでは骨造成をし、インプラントをさせていただき、インプラントが天然歯と変わらないあ能を発揮できるよう細心の注意を払っています。(※骨造成が必要のない場合ももちろんあります)

インプラント治療の流れ

インプラント埋入処置→インプラントの歯を作るまで、約3か月~6か月となっています。
インプラント埋入処置前に骨造成処置が必要となった場合、さらにプラス4か月~6か月の期間がかかります。

  1. 事前検査 インプラント治療を始める前には、慎重な事前検査が必要になります。レントゲン撮影・CTスキャン・口腔内模型検査などによる十分な検査を行い、綿密な治療計画を立てます。患者様の同意を得てから手術の日程を決めます。
  2. 治療開始 お口の中が清潔で炎症のない状態であることが確認したうえで、治療を開始します。 局部麻酔を行ったあと、顎の骨にインプラントを埋め込みます。このインプラントが新しい歯の土台となります。手術後は、インプラントと骨が結合するまで待ちます。様々な条件によって期間が異なりますが、2ヶ月~半年が目安となります。
  3. 人工歯の装着 インプラントが顎の骨と結合したら、インプラントの上にアバットメントを連結して人工の歯(上部構造)を装着する準備をします。
  4. 上部構造を装着 インプラントのヘッドに人工の歯(上部構造)を装着します。これでインプラントを装着する治療が終わります。
  5. メンテナンス インプラントを装着した後、インプラントを長持ちさせるため、メンテナンス(検診)に定期的に通っていただく必要があります。インプラントのネジの締まり具合を点検したり、噛み合わせの調整も必要になります。 また、インプラントは虫歯にはなりませんが、メンテナンスを十分に行わないと歯周病にかかることがあります。

当院でのインプラント治療が
選ばれる理由

当院が選ばれる4つの理由

①信頼性の高い
インプラント体のみを使用

当院では日本製のプラトンジャパン社、及び世界トップクラスのシェアを誇るストローマン社製のインプラントを使用しています。プラトンジャパン社のインプラントは薄膜ハイドロキシアパタイトコーティングが施されたもので初期の骨との結合が早いということを自身の大学院の実験で確認しております。当院のインプラントは全て10年保証となっています。

②他医院ではインプラントが
困難なケースも対応可能

当院は骨造成を最も得意としております。骨造成は歯科医師にとっても繊細な治療となるため、できれば骨造成をせずにインプラントが埋入できるのが理想です。
しかしながら、歯を喪失すると大体は骨が痩せ、インプラントができないケースが出てきます。他院で骨が薄いためインプラントができないと断られたケースでも、骨造成をすることでインプラントが可能となるケースもあります。

③こだわりの設備を
揃えたオペ室の完備

当院では清潔な手術環境に徹底的にこだわり、医療用空気清浄機・手術用無影灯・手術用ユニット式殺菌水ステンレス手洗装置・クリーンベンチを導入しています。

無影灯

無影灯を用いることで、ライトによる影ができないので、歯の状態をはっきりと確認することができ、インプラント治療の安全性を確保できます。

クリーンベンチ

細胞実験などにも使われている、クリーンベンチを導入しています。骨造成など、無菌的な作業が求められる作業はこのクリーンベンチを使用して行われます。

手術用ユニット式
殺菌水ステンレス手洗装置

大学病院手術室にも設置されている、手洗い装置の導入をしています。手術の基本は術者の手洗いから。手術時の清潔性の徹底を目指しています。

医療用空気清浄機
「メディカルライトエアー」

光触媒を搭載した医療用空気清浄機「メディカルライトエアー」の導入により、ウイルス除去99.95%, PM2.5/PM0.1の捕集も可能にしています。院内を理想的な空気に浄化し、きれいな院内空気環境を保ちます。

④ベストな治療を選択できるように
全力でサポート

歯科口腔外科やインプラント治療など外科的処置が必要な治療を得意としており、難症例にも対応しています。基本に忠実に、かつ合理的な診療をご提供致しますので、お気軽にご来院ください。

インプラント治療の料金表

インプラント治療(1歯あたり)

料金 ¥440,000 ~ ¥550,000
治療期間目安 3ヶ月程度
治療回数目安 5~7回

※上記の金額は、税込表示です。

安心のインプラント10年保証

本当に長持ちするのかな?
もし長く持たなかったらどうしよう?
そんなあなたのために…

安心の保証制度
(院内保証)について

インプラント体 10年保証
セラミック冠(上部構造) 10年保証

保証の対象とならない場合

  • 患者さんの重大な不注意や不慮の事故(交通事故)など、明らかに当院(歯科側)の責任でない場合
  • マウスピース(ナイトガード)の不使用などではセラミック冠(人工歯のクラウン)の破損が起きやすくなります
  • 当院の定めるメンテナンス(定期メンテナンス)を受けていただけなかった場合(1~2か月に一度の予防メンテナンス)

上記に該当する場合では、保証期間内の場合であっても、上部構造体を含めた再治療・再製作・修理などの費用(値段)は有料となり保証の対象外(適用外)となり治療費が掛かります。また、永久保証制度は設けておりません。保障規約を守っていただけるようお願い申し上げます。